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執筆:株式会社RIVERO 給食運営チーム
監修:株式会社RIVERO 代表取締役 関 勇
夏のくだものには、季節を感じる発見がいっぱい
「今日はすいかだ!」「ぶどうがある!」
夏の給食やおやつに旬のくだものが登場すると、子どもたちの表情はぱっと明るくなります。
くだものは「食べる楽しみ」だけでなく、色や形、香り、味の違いを感じられる身近な教材でもあります。
旬のくだものに触れることで、子どもたちは季節の移り変わりや自然の恵みに興味をもち、食べることへの関心を深めていきます。
今回は、夏のくだものを通して育まれる力や、保育園で楽しめる食育のポイントをご紹介します。
🌱食育で育つ5つの力
🌈 季節を感じる心
「夏になるとすいかが食べられるね。」そんな経験の積み重ねが、季節の変化や旬を感じる心を育てます。
旬のくだものは、子どもたちに四季の豊かさを教えてくれる大切な存在です。
👀 観察する力
くだものは、一つひとつ色や形、大きさが違います。
じっくり見比べることで、「同じぶどうでも色が違う」「ももはふわふわしている」など、新しい発見が生まれます。
👃 五感で楽しむ力
くだものは見た目だけでなく、香りや手触り、みずみずしさも魅力です。
五感を使って味わうことで、「食べることって楽しい」という気持ちが自然と育っていきます。
🍽 食への興味
自分で観察したくだものを給食やおやつで味わうと、「さっき見たくだものだ!」という喜びが生まれます。
体験と食事がつながることで、食べることがより楽しくなります。
❤️ 自然の恵みに感謝する心
くだものは、生産者が大切に育て、太陽や雨など自然の力を受けて実ります。
その背景を知ることは、「いただきます」に込められた感謝の気持ちを育むことにもつながります。
🌱今週の食育豆知識
🍇 ぶどうの白い粉は、洗い残しじゃない!
ぶどうをよく見ると、表面に白い粉がついていることがあります。
「土かな?」「農薬かな?」と思われることもありますが、実はこれは「ブルーム」と呼ばれる天然の成分です。
ブルームは、ぶどうの水分が逃げるのを防ぎ、病気や乾燥から実を守るために、
自分自身が作り出している大切な“バリア”です。
もちろん食べる前には水でやさしく洗いますが、白い粉がついているぶどうは、新鮮な証拠の一つといわれています。
身近なくだものにも、自分の身を守る工夫が隠れているのです。
🍑 桃は「木の上」で甘くなるけれど、収穫してからは甘くならない!?
「まだ少しかたいから、置いておけばもっと甘くなるかな?」
実は、桃は収穫したあとにやわらかく熟していきますが、糖度そのものはほとんど増えないといわれています。
つまり、「熟す」と「甘くなる」は同じではありません。
旬の時期に収穫された桃のおいしさは、畑で太陽の光をたっぷり浴びて育ったからこそ味わえる自然からの贈り物なのです。
🍉 スイカは”食べる水分補給”だった!
暑い日に食べるスイカがおいしく感じるのには理由があります。
スイカは約90%が水分でできており、水分だけでなくカリウムなども含まれています。
そのため、夏にぴったりのくだものとして昔から親しまれてきました。
もちろん水や麦茶の代わりにはなりませんが、「食べることでも水分を補える」ということを知ると、旬のくだものがもっと身近に感じられます。
夏ならではのおいしさには、体を思いやる知恵も詰まっているのです。
🎨5分でできる食育活動
🎯ねらい
くだものの違いを観察し、五感を使って季節を感じる力を育てます。
📦準備するもの
すいか・もも・ぶどう(実物または写真)、紙皿
⏰活動
「くだもの博士になろう!」をテーマに、それぞれのくだものを観察してみましょう。
「一番甘い香りがするのは?」「一番重そうなのは?」「どれが一番つるつるしているかな?」など、子どもたちが自由に感じたことを話し合います。
正解を探すのではなく、一人ひとりの発見を大切にすることがポイントです。
🌱活動後の広げ方
実際に給食やおやつで食べながら、「さっきの予想と同じだった?」「どんな味がした?」と振り返ることで、観察と食体験が自然につながります。
💡食育のヒント
今回のポイント
くだものの食育は、「栄養を知ること」よりも、「季節を楽しむこと」から始めましょう。
旬だからこそ出会える色や香り、味わいを楽しむ経験が、子どもたちの豊かな感性を育てます。
知っておきたいこと
子どもたちは、自分で見つけた発見をよく覚えています。
「甘いね」ではなく、「どんな香りがした?」「どんな形だった?」と問いかけることで、五感を使った学びがさらに広がります。
RIVEROメッセージ
旬のくだものは、子どもたちに季節や自然の豊かさを教えてくれる大切な教材です。
今年の夏も、たくさんの「発見!」を楽しみながら、食べることの楽しさを育んでいきましょう。
❓FAQ
Q. くだものも食育に取り入れるメリットはありますか?
あります。
くだものは野菜とは違った香りや甘み、色彩があり、五感を使った観察や季節を感じる食育に適しています。
Q. 夏のくだものは冷やしすぎない方が良いですか?
冷やしすぎると甘みを感じにくくなることがあります。
くだものの種類によって適した保存方法や食べ頃が異なるため、それぞれの特徴を知ることも食育につながります。
Q. くだものが苦手な子どもにも食育はできますか?
もちろんです。まずは見たり、香りを感じたり、触れてみたりする体験から始めることで、少しずつ興味や親しみを育むことができます。
🌈まとめ
夏のくだものは、おいしさだけでなく、季節や自然の恵みを感じられる食育の教材です。
見て、触れて、香りを感じ、味わう体験を通して、子どもたちの好奇心や食への興味は大きく育っていきます。
この夏は、旬のくだものとともに、子どもたちとたくさんの「発見!」を楽しんでみませんか。
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この記事の執筆・監修
執筆:株式会社RIVERO 給食運営チーム
保育園・認定こども園・学校・高齢者施設向けに、給食食材の供給、献立運営支援、衛生管理サポート、アレルギー対応支援を行う。日々の給食現場で寄せられる相談や課題をもとに、給食運営・衛生管理・食育に役立つ情報を発信している。
監修:株式会社RIVERO 代表取締役 関勇
保育施設・介護施設向け給食事業を運営し、給食食材の供給、献立運営支援、衛生管理支援、アレルギー対応支援に従事。 保育施設運営の経験を活かし、現場で無理なく継続できる給食体制づくりを支援している。 日々、保育園・認定こども園・介護施設から寄せられる給食運営や衛生管理に関する相談に対応し、現場目線での改善提案を行っている。
