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執筆:株式会社RIVERO 給食運営チーム
監修:株式会社RIVERO 代表取締役 関 勇
暑い夏こそ、水分補給を楽しく学ぶ食育を
夏は、気温の上昇とともに汗をかく機会が増え、子どもたちの体はたくさんの水分を必要とします。
しかし、遊びに夢中になると、のどの渇きに気付かず、水分補給を後回しにしてしまうことも少なくありません。
だからこそ、保育園では「水を飲みなさい」と伝えるだけではなく、水分補給の大切さを楽しく学ぶ食育が大切です。今回は、暑い夏を元気に過ごすための食育のポイントをご紹介します。
🌱食育で育つ5つの力
💧 自分の体に気付く力
「のどが渇いた」「汗をかいた」といった体の変化に気付くことは、自分の健康を守る第一歩です。
毎日の生活の中で体のサインを感じる経験が、自分を大切にする力につながります。
🌞 健康を守る力
水分補給の大切さを知ることで、「暑い日はこまめに飲もう」という習慣が身に付きます。
子どもの頃から健康を意識する経験は、将来にも役立つ大切な学びです。
👀 観察する力
コップの水が減っていく様子や、汗をかいたあとの体の変化など、身近な出来事にも多くの発見があります。
「どうしてだろう?」と考えることが、学びへの興味を育てます。
🤝 自分と友だちを思いやる心
「お茶を飲もう」「少し休もう」と声を掛け合う経験は、自分だけでなく友だちの体調にも目を向けるきっかけになります。健康を守ることは、相手を思いやる気持ちにもつながります。
🌈 生活習慣を整える力
水分補給は特別なことではなく、毎日の生活の中で続けることが大切です。
遊ぶ前、遊んだ後、給食の前後など、生活のリズムと結び付けることで、自然と習慣になっていきます。
🌱今週の食育豆知識
🥵 「汗をかかない方が危ない!?」
「汗をかくとベタベタするから、できればかきたくない…。」
そんなふうに思うことはありませんか?
実は、汗は体を守るための”天然のエアコン”です。
汗が肌の表面で蒸発するときに体の熱を一緒に逃がし、体温が上がりすぎないよう調節してくれています。
そのため、汗をかけない状態が続くと、体の中に熱がこもりやすくなり、熱中症のリスクが高まることがあります。
暑い日に汗をかくことは悪いことではなく、体が元気に働いている大切なサイン。
汗をかいたあとは、水分をしっかり補給して体をいたわることが大切です。
💧 「のどが渇いた!」その時、体では何が起きている?
「のどが渇いたから、お茶を飲もう!」
実は、この”のどが渇いた”という感覚は、体からの「水分が足りなくなってきたよ」というサインです。
私たちの体は、汗をかいたり呼吸をしたりするたびに少しずつ水分を失っています。
そして、水分が不足し始めると、脳が「水を飲もう」と知らせてくれるのです。
だから熱中症予防では、「のどが渇く前に、こまめに飲むこと」が大切といわれています。
遊びや活動に夢中になる前に水分補給をする習慣は、夏を元気に過ごすための大切なポイントです。
🧠 「夢中になると、のどの渇きを忘れる」って本当?
子どもたちは遊びに夢中になると、「のどが渇いた」という感覚に気付きにくくなることがあります。
これは我慢しているわけではなく、目の前の遊びに集中しているため、体からのサインよりも遊びを優先してしまうからです。
だからこそ、「まだ遊びたい!」という気持ちを尊重しながらも、大人がタイミングよく水分補給を促すことが大切です。
水分補給は、のどが渇いた人だけがするものではありません。
暑い夏を元気に過ごすための”休憩時間”として取り入れることで、子どもたちも自然と習慣にしやすくなります。
🎨5分でできる食育活動
🎯ねらい
水分補給の大切さを、子どもたちが自分の体と結び付けて考えられるようにします。
📦準備するもの
透明なコップ、水または麦茶、タオル
⏰活動
戸外遊びや運動の前後でコップに飲み物を用意し、「遊ぶ前に一口」「遊んだ後にもう一口」と飲んでみましょう。
飲んだ後に「のどはどう?」「汗をかいたかな?」と振り返ることで、水分補給と体の変化を自然に結び付けることができます。
🌱活動後の広げ方
給食やおやつの時間にも、「今日はたくさん遊んだから、お水がおいしいね」と日常の会話の中で振り返ることで、水分補給が特別なことではなく、毎日の習慣として定着していきます。
💡食育のヒント
今回のポイント
水分補給は、「のどが渇いたから飲む」ではなく、「元気に遊び続けるために飲む」という考え方を育てることが大切です。
知っておきたいこと
子どもたちは、大人の言葉よりも体験を通して学びます。
「飲みなさい」と伝えるだけではなく、「飲んだら元気に遊べた」という経験を積み重ねることが、水分補給を自然な習慣へと変えていきます。
RIVEROメッセージ
暑い夏は、健康について学ぶ絶好の機会です。
毎日の水分補給を通して、自分の体を大切にする気持ちを育み、子どもたちが元気いっぱいに夏を楽しめる環境をつくっていきましょう。
❓FAQ
Q. 水分補給は水と麦茶、どちらが良いですか?
どちらも普段の水分補給に適しています。
園の方針や活動量に合わせて選び、こまめに飲む習慣を大切にしましょう。
Q. 水分補給はどのタイミングで声をかけると良いですか?
戸外遊びの前後、運動後、給食やおやつの前後など、「活動の区切り」で声をかけると習慣化しやすくなります。
Q. 汗をたくさんかいていなくても、水分補給は必要ですか?
必要です。
暑い日は気付かないうちに体の水分が失われています。
汗の量だけで判断せず、こまめな水分補給を心掛けましょう。
🌈まとめ
水分補給は、暑い夏を元気に過ごすための大切な生活習慣です。
「飲みなさい」と伝えるだけではなく、体の変化に気付き、自分から水分をとろうとする力を育てることが、食育の大きな役割です。
毎日の保育の中で小さな体験を積み重ねながら、子どもたちが自分の体を大切にできる力を育んでいきましょう。
📅 次週予告
🍉夏のくだもので季節を楽しもう|すいか・もも・ぶどうで広がる食育(7/31公開)
次回は、夏に旬を迎えるくだものをテーマに、季節を感じる食育や、子どもたちの好奇心を育てる楽しい活動をご紹介します。
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この記事の執筆・監修
執筆:株式会社RIVERO 給食運営チーム
保育園・認定こども園・学校・高齢者施設向けに、給食食材の供給、献立運営支援、衛生管理サポート、アレルギー対応支援を行う。日々の給食現場で寄せられる相談や課題をもとに、給食運営・衛生管理・食育に役立つ情報を発信している。
監修:株式会社RIVERO 代表取締役 関勇
保育施設・介護施設向け給食事業を運営し、給食食材の供給、献立運営支援、衛生管理支援、アレルギー対応支援に従事。 保育施設運営の経験を活かし、現場で無理なく継続できる給食体制づくりを支援している。 日々、保育園・認定こども園・介護施設から寄せられる給食運営や衛生管理に関する相談に対応し、現場目線での改善提案を行っている。
