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執筆:株式会社RIVERO 給食運営チーム
監修:株式会社RIVERO 代表取締役 関勇
夏と秋が出会う、8月ならではの食育を楽しもう
8月は、一年の中でも夏らしさを存分に感じられる季節です。
園庭には元気なセミの声が響き、青空には大きな入道雲が広がります。水遊びや夏祭り、自然との触れ合いなど、この時期ならではの体験を通して、子どもたちは毎日たくさんの発見をしています。
一方で、暦の上では「立秋(りっしゅう)」や「処暑(しょしょ)」を迎え、季節は少しずつ秋へ向かいます。
朝夕の風が心地よく感じられたり、赤とんぼが飛び始めたり、お店には梨やぶどうなどの秋の味覚が並び始めたりと、自然は静かに次の季節へと歩みを進めています。
子どもたちは、大人が思っている以上に季節の変化に敏感です。
「今日は風が気持ちいいね。」
「赤とんぼを見つけたよ。」
「ぶどうが並び始めたね。」
そんな何気ない会話や発見が、季節や自然への興味を育み、食べ物への関心へとつながっていきます。
毎月19日の「食育の日」をきっかけに、今年の8月は子どもたちと一緒に「夏」と「秋」の両方を楽しんでみませんか。
この記事では、立秋・処暑の意味や旬の食材、保育園やご家庭で実践できる季節の食育アイデアをご紹介します。
🌿 結論|8月は「夏」と「秋」を一緒に楽しめる絶好の食育シーズンです
8月は、夏の自然と秋の気配が重なり合う特別な季節です。立秋や処暑、旬の食材、身近な自然との触れ合いを保育へ取り入れることで、子どもたちは季節の移り変わりを五感で感じながら、食への興味や豊かな感性を育むことができます。
🍀 8月の食育で大切にしたいポイント
- 🍃 立秋・処暑をきっかけに季節の変化を楽しむ
- 🍇 夏から秋へ移り変わる旬の食材に触れる
- 👣 散歩や遊びを通して身近な自然を観察する
- 🏡 保育園と家庭で季節の話題を共有する
👀 こんな方におすすめ
- 🌻 8月の食育テーマを探している先生
- 🍃 季節感を取り入れた保育を実践したい方
- 📅 立秋や処暑を子どもへ分かりやすく伝えたい方
- 🏡 保護者へ季節の話題を届けたい方
📖 この記事でわかること
- 🌿 立秋・処暑と二十四節気について
- 🍇 夏から秋へ移り変わる旬の食材
- 🎨 保育園で楽しめる季節の食育アイデア
- 🏡 家庭でも取り入れやすい食育のヒント
- 📚 季節を楽しめるおすすめの絵本・図鑑・歌
🍂 立秋・処暑とは?夏から秋へ移り変わる季節
保育園では、毎日の散歩や戸外遊び、給食の時間など、子どもたちはさまざまな場面で季節の変化に触れています。
8月は、二十四節気では「立秋」と「処暑」を迎える季節です。
二十四節気とは、一年を24の季節に分け、自然の移り変わりを表した日本の暦です。昔から農作業の目安としてだけでなく、季節を感じながら暮らす知恵として受け継がれてきました。
保育園で大切にしたいのは、難しい言葉を覚えることではなく、子どもたちが季節の変化を五感で感じることです。
「今日はどんな発見があるかな?」
そんな気持ちで毎日を過ごすことが、季節を楽しむ第一歩になります。
🌾 立秋(8月7日頃)
立秋は、暦の上で秋が始まる日です。
「まだまだ暑いのに、もう秋?」
そう感じる方も多いかもしれません。しかし、自然は少しずつ秋への準備を始めています。
例えば、
- 🍃 朝夕の風が少し心地よく感じられる
- ☁️ 空が高く見える日が増える
- 🌤 雲の形や空の表情が少しずつ変わる
散歩の時間に、
「今日は風が気持ちいいね。」
「空が高く見えるね。」
そんな一言を添えるだけでも、子どもたちは自然へ目を向けるようになります。
🍇 処暑(8月23日頃)
処暑は、「暑さが落ち着き始める頃」という意味を持つ二十四節気です。
地域によっては残暑が続きますが、夕方には虫の声が聞こえ始めたり、赤とんぼを見かけたりと、少しずつ秋の気配が増えていきます。
店頭には、
- 🍐 梨
- 🍇 ぶどう
- 🟣 いちじく
など、秋の味覚も並び始めます。
夏の終わりを惜しみながらも、「新しい季節がやってくるね」と子どもたちと話してみると、季節の変化を前向きに感じられるでしょう。
🍁 子どもたちと見つけたい「小さな秋」
立秋や処暑は、言葉の意味を覚えることが目的ではありません。
保育園で大切にしたいのは、子どもたちが自分の目で見て、耳で聞いて、肌で感じることです。
散歩や戸外遊びでは、ぜひ「小さな秋」を探してみましょう。
- 🍂 赤とんぼを見つける
- 🎵 虫の声に耳を澄ませる
- 🍃 朝夕の風の違いを感じる
- 🍐 梨やぶどうなど旬の果物を見つける
- ☁️ 空や雲の変化を観察する
「今日はどんな秋を見つけられるかな?」
そんな問い掛けから始まる毎日の発見が、子どもたちの豊かな感性を育み、「旬の食材って何だろう?」という新しい興味へとつながっていきます。
🍇 夏から秋へ。旬の食材で感じる季節の移ろい
8月は、夏の食材と秋の食材が少しずつ入れ替わる季節です。
旬の食材は、その時期ならではのおいしさを味わえるだけでなく、「今しか出会えない季節」を子どもたちへ伝えてくれます。
給食やご家庭の食卓でも、
「夏の野菜がまだあるね。」
「秋の果物も並び始めたね。」
そんな会話から、子どもたちは自然と季節の変化を感じることができます。
🌞 夏を感じる旬の食材
8月前半は、夏の日差しをたっぷり浴びた食材が旬を迎えています。
- 🫛 枝豆
- 🥬 ゴーヤ
- 🌿 モロヘイヤ
- 🌱 みょうが
- 🫑 ししとう
給食に登場する前に、ぜひ食材を観察する時間をつくってみましょう。
例えば、
- ・「どんな形をしているかな?」
- ・「どんな香りがするかな?」
- ・「触るとどんな感じかな?」
食べる前にじっくり観察することで、「食べてみたい!」という気持ちが育まれます。
🍐 秋の訪れを知らせる旬の食材
8月後半になると、お店には秋の味覚が少しずつ並び始めます。
- 🍐 梨
- 🍇 ぶどう
- 🟣 いちじく
- 🌾 新米(早場米)
- 🍠 さつまいも(早生品種)
「昨日はまだなかった梨が並んでいるね。」
「ぶどうにもいろいろな色があるね。」
そんな会話から、子どもたちは季節が少しずつ変わっていることに気付きます。
👀 五感で楽しむ「旬」の体験
旬の食材は、味わうだけではなく、五感を使って楽しむことが大切です。
例えば、
- 👀 色や形を観察する
- 👃 香りを感じる
- ✋ 手触りを確かめる
- 👂 食べたときの音を聞いてみる
- 👅 味や食感の違いを楽しむ
「夏の野菜と秋の果物では、どんな違いがあるかな?」
そんな問い掛けが、子どもたちの「もっと知りたい!」という気持ちにつながります。

🎨 保育園で実践したい「夏から秋」の食育アイデア
季節を感じる食育は、特別なイベントだけではありません。
毎日の保育の中にある小さな発見を大切にすることで、子どもたちの興味や関心は自然と広がっていきます。
👣 ① 季節探し散歩
散歩では、「夏」と「秋」の両方を探してみましょう。
🌞 夏
- ・セミ
- ・入道雲
- ・強い日差し
🍂 秋
- ・赤とんぼ
- ・ススキ
- ・朝夕の風
「今日は夏をいくつ見つけられたかな?」
「秋はどこに隠れているかな?」
そんな声掛けだけでも、子どもたちの視点は変わります。
🥕 ② 旬の食材を観察してみよう
給食に使う食材を、調理前に紹介してみましょう。
例えば、
- ・枝豆のさやを開けてみる
- ・ししとうの形を観察する
- ・梨の香りをかいでみる
- ・ぶどうの色を比べてみる
「食べる前に知る」体験は、食材への親しみを深めてくれます。
🍽 ③ 五感で味わう給食時間
給食の時間は、五感を育てる絶好の機会です。
例えば、
- ・「どんな香りがするかな?」
- ・「シャキシャキって音が聞こえるね。」
- ・「甘いかな?少し苦いかな?」
子どもたちは、味だけでなく、香りや音、食感など、さまざまな発見を楽しみます。
🎨 ④ 夏から秋の壁面づくり
季節の変化を感じられる壁面づくりもおすすめです。
🌻 夏
- ・セミ
- ・入道雲
- ・ひまわり
🍂 秋
- ・赤とんぼ
- ・ススキ
- ・梨
- ・ぶどう
子どもたちと一緒に制作することで、季節への興味がさらに深まります。
🎵 ⑤ 季節の歌を楽しもう
歌は、季節を身近に感じられる活動の一つです。
おすすめは、
- 🎵 とんぼのめがね
- 🎵 むしのこえ
- 🎵 大きな栗の木の下で
歌った後に散歩へ出掛けると、「本当にとんぼがいたね!」など、新たな発見につながります。
👶 年齢別ワンポイント
0〜2歳
- ・色を見る
- ・香りを感じる
- ・手で触れる
- ・音を楽しむ
五感を使った体験を中心に楽しみましょう。
3〜5歳
「どうして秋になるのかな?」
「この食べ物はいつ採れるのかな?」
など、子どもたちの疑問を大切にしながら会話を広げていきましょう。
🌿 今月の食育ワンポイント
散歩や戸外遊びでは、「今日はどんな秋を見つけられるかな?」と問い掛けてみましょう。
子どもたち自身が見つけた季節の変化は、給食や旬の食材への興味にも自然につながります。正解を教えるのではなく、一緒に発見を楽しむことが大切です。
🏡 家庭でも楽しめる「夏から秋」の食育
保育園で感じた季節を、ご家庭でも話題にしてみましょう。
日常の中でできる小さな体験が、子どもたちの興味をさらに広げてくれます。
- 🛒 スーパーで旬の食材を探す
- 👨🍳 一緒に料理や盛り付けをする
- 🚶 散歩で季節の変化を探す
- 💬 「今日はどんな秋を見つけた?」と会話を楽しむ
- 📚 季節の絵本や図鑑を読む
保育園と家庭で季節の話題がつながることで、子どもたちの学びはより豊かなものになります。
📚 RIVEROおすすめ|8月に楽しみたい絵本・図鑑・季節の歌
季節を感じる体験は、散歩や給食だけではありません。
絵本や図鑑、歌を取り入れることで、子どもたちの「見つけた!」「知りたい!」という気持ちがさらに広がります。保育園での読み聞かせや、ご家庭での親子時間にもぜひ取り入れてみてください。
🍀 おすすめ絵本3選
🍐 おすすめポイント
旬の果物が本物のように丁寧に描かれたロングセラー絵本です。
梨やぶどうなど、8月後半から旬を迎える果物も登場し、子どもたちは「食べてみたい!」「知ってる!」と自然に興味を持つことができます。
シンプルな文章なので、0〜5歳まで幅広い年齢で楽しめる一冊です。
🥬 おすすめポイント
野菜の断面を見ながら、「これは何の野菜かな?」と考えるクイズ形式の絵本です。
観察する楽しさを通して、野菜への興味を育てられるため、食育にもぴったりです。
子どもたちは楽しみながら野菜の特徴を知ることができます。
③『14ひきのあきまつり』 作:いわむら かずお/出版社:童心社
🍂 おすすめポイント
秋の森を舞台に、自然や実りの豊かさが温かく描かれた絵本です。
虫や木の実、草花など、秋ならではの自然がたくさん登場するため、立秋や処暑の頃の読み聞かせにもおすすめです。
「秋ってどんな季節?」を子どもたちが自然に感じられる一冊です。
🔍 おすすめ図鑑3選
①『小学館の図鑑NEO 植物』
🌱 おすすめポイント
身近な草花から木の実まで幅広く掲載されており、散歩で見つけた植物をすぐに調べられます
②『講談社の動く図鑑MOVE 植物』
🌼 おすすめポイント
写真が大きく美しく、子どもたちにも分かりやすい図鑑です。
植物だけでなく自然への興味を広げたい園にもおすすめです。
③『学研の図鑑LIVE 植物』
🍃 おすすめポイント
植物の特徴や育ち方まで分かりやすく紹介されており、先生の教材としても活用しやすい図鑑です。
❓ よくある質問
Q. 二十四節気は子どもにどう伝えればよいですか?
難しい説明よりも、「風が気持ちいいね」「梨が並び始めたね」など、身近な変化を一緒に見つけることから始めましょう。
Q. 8月におすすめの食育活動はありますか?
季節探し散歩や旬の食材観察、五感を使った給食の時間など、日常の保育に取り入れやすい活動がおすすめです。
Q. 家庭でも食育はできますか?
スーパーで旬の食材を探したり、一緒に料理をしたり、季節の絵本を読んだりするだけでも十分な食育につながります。
🌻 まとめ
8月は、夏を思い切り楽しみながら、少しずつ秋の訪れにも気付ける特別な季節です。
立秋や処暑、旬の食材、自然との触れ合いは、子どもたちに季節の移り変わりを教えてくれます。
毎日の散歩や給食、ご家庭での会話の中にも、季節を感じるヒントはたくさんあります。
今年の8月は、「今日はどんな秋を見つけられるかな?」という一言をきっかけに、子どもたちと一緒に夏から秋への季節の移ろいを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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この記事の執筆・監修
執筆:株式会社RIVERO 給食運営チーム
保育園・認定こども園・学校・高齢者施設向けに、給食食材の供給、献立運営支援、衛生管理サポート、アレルギー対応支援を行う。日々の給食現場で寄せられる相談や課題をもとに、給食運営・衛生管理・食育に役立つ情報を発信している。
監修:株式会社RIVERO 代表取締役 関勇
保育施設・介護施設向け給食事業を運営し、給食食材の供給、献立運営支援、衛生管理支援、アレルギー対応支援に従事。 保育施設運営の経験を活かし、現場で無理なく継続できる給食体制づくりを支援している。 日々、保育園・認定こども園・介護施設から寄せられる給食運営や衛生管理に関する相談に対応し、現場目線での改善提案を行っている。


