HOME > コラム > 🌱 五感食育とは?子どもの「食べる力」を育む保育園の食育活動と実践例
五感食育で子どもの食べる力を育む保育園の食育活動

目次

  1. 五感食育とは?
  2. なぜ保育園で五感食育が大切なのか
  3. 🌱 五感食育が子どもたちにもたらす5つの効果
  4. 🍅 保育園で実践できる五感食育のアイデア5選
  5. 🍽️ 食育の効果を高める「給食とのつながり」
  6. 🌟RIVEROが考える「食べる力」を育む食育
  7. まとめ|五感を使った体験が子どもの「食べる力」を育てる
  8. よくある質問(FAQ)
  9. 📚 保育園給食・食育に役立つ関連記事

保育園で行う食育活動の中でも、近年注目されているのが「五感食育」です。

五感食育とは、

見る(視覚)

触る(触覚)

嗅ぐ(嗅覚)

聞く(聴覚)

味わう(味覚)

という五感を使いながら、子どもたちの食への興味や関心を育てる食育活動です。

保育園では、

「野菜を食べない」

「初めての食材を嫌がる」

「食事への関心が薄い」

といった悩みを抱えることも少なくありません。

しかし、子どもたちは食材そのものが嫌いなのではなく、

「知らないから不安」

という場合も多くあります。

だからこそ大切なのが、食べる前に食材へ触れる経験です。

この記事では、五感食育の効果や保育園で実践しやすい食育活動、給食とのつながりについて、給食現場の視点も交えながらご紹介します。


五感食育とは?

五感食育とは、

👀 視覚(見る)

✋ 触覚(触る)

👃 嗅覚(嗅ぐ)

👂 聴覚(聞く)

👅 味覚(味わう)

という五感を活用しながら、子どもたちの食への興味や関心を育む食育活動です。

食育というと「栄養について学ぶこと」をイメージされることもありますが、本来の食育はそれだけではありません。

食材に触れたり、香りを感じたり、音を聞いたりする体験を通して、

「食べてみたい」

「もっと知りたい」

という気持ちを育てることも大切な食育です。


なぜ保育園で五感食育が大切なのか

昔は家庭や地域の中で、

・畑で野菜を収穫する

・魚を丸ごと見る

・料理を手伝う

・旬の食材に触れる

といった経験が自然にありました。

しかし現在は、

共働き世帯の増加

核家族化

加工食品の普及

などにより、食材そのものに触れる機会が少なくなっています。

そのため、

「とうもろこしは皮付きで育つことを知らない」

「魚は切り身の状態で泳いでいると思っていた」

という子どもも珍しくありません。

だからこそ保育園は、子どもたちが食と出会う大切な場所です。

給食や食育活動を通して、食材への興味や発見を育てることが求められています。


🌱 五感食育が子どもたちにもたらす5つの効果

① 食材への興味や関心が広がる

給食で使用する野菜を事前に見せるだけでも、

「これ何?」

「今日の給食に入っているの?」

といった会話が生まれます。

興味を持つことは、食育の第一歩です。


② 好き嫌い改善のきっかけになる

食育は無理に食べさせることが目的ではありません。

まずは、

見る

触る

匂いを嗅ぐ

という経験を重ねることが大切です。

食材への親しみが生まれることで、

「一口だけ食べてみようかな」

という気持ちにつながります。


③ 言葉や表現力が育つ

例えば、きゅうりに触れた子どもたちからは、

「ツルツルしている」

「冷たい」

「ポリポリ音がする」

といった言葉が自然に出てきます。

五感を使った体験は、語彙力やコミュニケーション能力を育てる機会にもなります。


④ 観察力や探究心が育つ

食材の色や形、大きさの違いを観察することは、子どもたちの探究心を刺激します。

「なぜこんな形なの?」

「中はどうなっているの?」

という疑問が学びにつながります。


⑤ 命や食べ物への感謝の気持ちが育つ

野菜を育てる人。

魚を獲る人。

給食を作る人。

多くの人の力によって食事が届けられていることを知ることで、

「いただきます」

「ごちそうさま」

の意味を自然と理解できるようになります。


🍅 保育園で実践できる五感食育のアイデア5選

とうもろこしの皮むき体験

夏の人気食育活動です。

皮をむくと黄色い実が見える驚きがあり、子どもたちも夢中になります。

その日の給食で提供することで、食べる意欲につながります。


枝豆のさや取り体験

枝豆をさやから取り出す作業は、指先を使う良い経験になります。

「自分で取った枝豆だ!」

という達成感も味わえます。


きのこほぐし体験

しめじやえのきをほぐしながら、食材の特徴を学ぶことができます。

給食で食べる前に触れることで興味が高まります。


だしの香りや味の違いを体験する

かつおだしや昆布だしなど、香りや味の違いを感じることで味覚の発達につながります。

和食文化への理解を深めるきっかけにもなります。


旬の野菜観察コーナー

玄関や保育室に旬の野菜を展示するだけでも立派な食育活動です。

毎日の登園時に目にすることで、自然と食材への関心が高まります。


🍽️ 食育の効果を高める「給食とのつながり」

食育活動は、体験して終わりではありません。

例えば、

・とうもろこしの皮をむく

・給食で実際に食べる

・みんなで感想を話す

という流れを作ることで、学びはより深まります。

五感食育は給食と組み合わせることで大きな効果を発揮します。

毎日の給食を活用できることは、保育園ならではの大きな強みです。


🌟RIVEROが考える「食べる力」を育む食育

私たちは多くの保育施設様と関わる中で、

食育とは、

「苦手なものを食べられるようにすること」

だけではないと考えています。

大切なのは、

食べることを好きになるきっかけをつくること。

まずは、

見る。

触る。

香りを感じる。

そんな小さな経験の積み重ねが、

「食べてみたい」

という意欲につながります。

食べられなかった子が一口挑戦してみる。

知らなかった野菜の名前を覚える。

給食の時間を楽しみにする。

その一つひとつが、子どもたちの未来につながる大切な食育です。


まとめ|五感を使った体験が子どもの「食べる力」を育てる

五感食育は特別なイベントではありません。

給食で使う野菜を見る。

触ってみる。

香りを感じる。

音を聞く。

味わう。

そんな小さな体験の積み重ねが、子どもたちの食への興味や関心を育てていきます。

私たちが目指したいのは、好き嫌いをなくすことだけではありません。

食べることを楽しみ、

食べ物を大切にし、

健康な食習慣につながる力を育てることです。

毎日の給食や食育活動を通して、子どもたちの未来につながる「食べる力」を育んでいきましょう。

よくある質問(FAQ)

Q. 五感食育とは何ですか?

五感食育とは、視覚・触覚・嗅覚・聴覚・味覚の五感を使いながら、子どもたちの食への興味や関心を育てる食育活動です。

Q. 保育園でできる食育活動にはどのようなものがありますか?

とうもろこしの皮むき、枝豆のさや取り、きのこほぐし、だしの飲み比べ、旬の野菜観察などがあります。

Q. 五感食育にはどのような効果がありますか?

食への興味や関心の向上、好き嫌い改善のきっかけづくり、語彙力や表現力の向上、観察力や探究心の育成、食べ物への感謝の気持ちを育む効果が期待できます。


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執筆:株式会社RIVERO 給食運営チーム

監修:関 勇|株式会社RIVERO 代表取締役

保育園・認定こども園・介護施設向けの給食運営支援に従事。食材供給、衛生管理、アレルギー対応、献立運営の改善など、現場課題に応じたサポートを行っている。

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